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カテゴリ:読書( 1 )

「蜩ノ記」を読んで

             葉室 麟さんの 「蜩ノ記」を読みました
             夫が読んたあと本棚にしまっておくのも勿体なくて
             おじさん好みのようですが・・・・・
     
        
             しかし、内容は予想に反して・・・おばさんもすっかり好きになりました。

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             時は江戸時代の後期、舞台は豊後の国(現在の大分県)
             前藩主の側室、松吟尼との不義密通の罪に問われた
             主人公の戸田秋谷は
             向山村で幽閉の身となり 家譜編纂と10年後の切腹を命ぜらられる


             そこに城内で刃傷沙汰を起した檀野庄三郎
             切腹を免れたかわりに秋谷の監視役と編纂の補佐役を命ぜられ
             秋谷の屋敷でともに生活をする

             物語は2人を軸に四季の移ろいとともに静かに流れて行きます

             農民たちの一揆に向けた不穏な空気、やがてそれが形になって行く

             秋谷の息子郁太郎は友達である源吉が拷問によって殺されたことを知り
             友人として男子としてなすべきことに命をかける
             この辺りは非常に読み応えあり、物語も佳境に入っていきます

             秘め事とともに秋谷の問われた罪が次第に明らかになっていくが
             切腹は刻々と迫ってくる
             

             庄三郎は秋谷の人柄に触れるうちに彼の冤罪を確信し
             なんとしても秋谷の容疑を晴らし
             秋谷をそして家族を(妻、娘、息子)助けたいと思うようになる


             限られた命をどう生きるか・・・
             秋谷の厳しくて、温かく、広い心、そして武士としての覚悟と潔さ
             息子の郁太郎はそんな父親の背中を見て成長していく

             読み終わってもしばらくなんとも言えない余韻に浸り・・・
             結局二度読んでしまいました

             これは 2011年下期の直木賞受賞作品 
             人としてのぶれない生き方は学ぶことあり
             私にとって読み応えのある一冊になりました。 
                                     
 
                               


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by nokonoko-66 | 2012-04-04 00:00 | 読書

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